フシチョウ・・・・きゅうぞうの部屋
日々のできごと、好きなもの、好きなひと、 そして、病気のことなどを綴っていこうと思っています。。   
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閉ざされたあなたの未来・・・
       豊松さ~ん

       11月22日、この「私は貝になりたい」が、
       
       主演 中居正広でスクリーンに甦る。(少しネタバレあり)

       今、なぜ、この映画なのか?
       わざわざお金まで出して、こんな暗い映画を観に行くものか。。。。。
       映画は娯楽なのだから、気分がスカッと爽快になる内容のものがいい!
       
       中居正広が嫌いだ!!
       演技力だってどんなものだろうか?と、様々なご意見があるでしょう。

       でも、みなさんはご存知ですか?
       ホンの60数年前、罪もない人々が死刑に処せられたことを・・・・・。
       
       わたしたちと同じように懸命に生きておられた方々が、
       或る日、BC級戦犯として刑務所に入れられ、裁判にかけられたのです。

       豊松さんのように、上官の命令(戦時中は逆らってはならなかった)によって、
       米兵捕虜を刺殺・・・・、実のところ、彼はそれをしそこなったのだ。
       それにも関わらず、戦犯として絞首刑に処せられたのである。

       中には、捕虜の護送、世話や管理、医療に携わった兵士たちが
       虐待の罪により、50人以上が処刑されたとも言われています。
       そして、諸外国の刑務所で処刑された人々を合わせると
       千人以上のBC級戦犯者がおられるそうです。

       みなさんは、ご存知ですか?
       大勢の方が絞首刑になった場所を・・・・・。

       今では、その存在すら忘れているかのようにサン○○イン○テ○が建っています。
       その場所に「巣鴨プリズン」は暗い影を落とし佇んでいたのです。

       この映画の原作・脚本を手がけた橋本忍氏は、
       1914年に徴兵され、戦中・戦後をご経験された
       今では最も貴重な存在の方です。

       その方が渾身の力を振り絞り、手直しされた脚本。
       それだけでも、戦争の悲しさ、虚しさ、
       そして、人間の愚かしい姿を観る価値はあると思っています。

       この映画を鑑賞された方の中には、ラスト(わたしはまだ観ていません)が
       気に入らない、希望がみえない、と言われた方がおられるそうですが、
       わたし個人の考えでは、

       戦争=希望では納得がいきません。

       実際に起こった出来事が軸になっているのです、
       わたしたちは目を逸らさず、しっかりと受け止めなければならないのだと思います。

       戦争とは・・・・・、
       中居正広くんの言葉を借りれば、
       「“戦争で亡くなった方々”とひとくくりにしてはいけない。
        何十万人もの人が亡くなった。それは何十万件もの事件なのだと。」

                  ぴあ株式会社発行 「私は貝になりたい」オフィシャルブックより

       「平和」という虚構にしがみつき、必至に落ちまいとあらがい、
       それでも無残に蹴落とされていった方々の無念を想うと、
       それだけで涙が溢れてきます。

       わたしたちが忘れている心の「平穏」を、この時代に生きたかたは
       どう想われるのでしょう?

       こんな社会を造るために、
       わたしたちは礎になったのではない、と
       落胆されておられるのではないでしょうか・・・。
       

       今現在も、世界のどこかで戦争が起こっています。

       憎しみは憎しみをよび、憎悪の念が鎖のように連なっていきます。

       その負の連鎖を断ち切るにはどうしたらいいのでしょうか・・・・・。

       この地球に人間というものが存在して久しいけれど、
       樹や海、空は、自然は、この浅はかな人間たちを、
       何も変われない、変わろうとしていないわたしたちを見下ろし、
       嘲笑っているのではないでしょうか・・・・・。
       いや、悲しんでいるのかもしれません。
       
       戦争は悪。

       戦争は無用なことである。

       そんな簡単な当たり前のことが何故、人は止められないのでしょうか・・・・。

       この映画を観て、そういうことを考えてみるのも尊いことだと思うのですが・・・。


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