フシチョウ・・・・きゅうぞうの部屋
日々のできごと、好きなもの、好きなひと、 そして、病気のことなどを綴っていこうと思っています。。   
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我が町の本屋さん
      子供の頃、いそいそと通っていた本屋さんは、
      小さくて、こぢんまりとしていた。
      
      よくハタキを持った店主が、立ち読みをしている客(?)に、
      わざとらしく“パタパタ”と目の前でハタイテ見せ、
      「買わないなら、帰っておくれ!!」と、態度で示したものだ。
      もう、こんな光景にはお目にかかる事はできなくなってしまった。

      それでも、本棚を見上げれば“ギュウギュウ”に押し込まれた本たちは
      所狭しと並んでいたのだ。
      
      そして、手にとられ、この窮屈な場所から、いち早く連れ出してくれる救世主を
      今かいまかと待ちわびていたに違いない。

      時は過ぎ去り、わたしは結婚し、今住んでいる町へとやってきた。

      何が一番嬉しかったか。。。。。

      この町には、今まで見たこともないような大きな本屋さんがあったこと。

      どんな本でも揃っていて、
      楽しくて数時間もこの場所から離れることが出来なかった。が、

      最近、気づいてしまったのだ。

      あの頃の本屋さんとは違う、ということに。

      数ヶ月前、欲しい本があった、
      その作家さんは誰もが知っているであろうと思われ、
      テレビや雑誌にも頻繁にご出演されておられ、
      わたしは簡単に手に入るものと思っていた。
      
      ところが図らずも、その本がみつからなかった。

      いくら探しても見つからない・・・・・・・

      店員さんに訪ねても、
      「この小説しかありませんよ。
       その作家さん、エッセーを出してるんですか?」と、つれないお返事。
      その日は諦めて、帰宅の途に就いた。

      それから間もなく、また、その本屋に足を運んだ。
      今度こそはと、店内をくまなく探す。

      やはり見つからず、諦めの悪いわたしは、
      もう一度、今度は少し年配の店員さんに声をかけ、PCで探していただいた。

      その画面には、しっかりと著者と本の題名が載っていたのだ。
      何処に、その本があるかも所在すら把握しておらず
      店内中を探すこと20分、
      わたしもその書籍が置いてあるからには探さねばと必死だったのだな。
      やっとのことでめぐり合った本からは、
      何故か後光がさしているような気さへした。

      そして、数日前、本棚バトンをした際、
      ある方が、こんな面白い本がありますよ、とコメントを寄せて下さった。

      その本は、乾ルカさんの「夏光」・・・・・・
      この前の事があるので、早速、店員さんに尋ねてみたのだ。

      すると、その店員さんが発した言葉は、
      「えっ、そんな作家さん聞いたことないですね。
       有名な方ですか?」と、のたもうた。

      わたしも正直に申しますと、名前ぐらいしか知りませんでした。

      でも、出版業界が様変わりしたとしても、
      最近の、本の名称や作家さんは、
      チェックしておくのが働いてるものの流儀などではないかと思う。
      わたし、厳しいですか?
      
      先ほどお話しした、小さな本屋さんのおばさんは、
      何処に何の本が置いてあるかを把握し、
      漫画であろうが、どんな古い本であろうが、即座に対応して下さったのだ。
      しかも、本の題名や、著者の名前を伝えただけで
      「ここにはないので取り寄せるわね。」と、調べることなく、事も無げにおっしゃった。

      これが実に凄い事だったかを、今更ながら気づいたのだ。

      結論をいいますと、この「夏光」は書店には置いてありませんでした。
      たった1年しか経っていないこの書籍が、
      オール讀物新人賞受賞を獲得した作家の本が置いていなかった。

      しかし、この本は“ヒッソリ”と、わたしを待ってくれていたのです。

               おもしろい?

              この本も、本棚バトンで、ある方が面白いと教えて下さった書籍。

              宮本輝さんの書籍は、わたしの本棚にも並んでいました。
              これも父から譲り受けたもの。

              しかし、どれだけ書棚をひっくり返しても
              この「優駿」だけは見つからなかった。

              この本が出版されて20年が経とうとしているけれど、
              これは書店にはあった。

              その他にも、幾つもの古い本は点在して本棚に並んでいた。

              なぜ、わたしの町の本屋さんには
              1年ほどしか経っていない本は置いていないのだろうか?
              不思議だな。

              ってか・・・・・やっぱり田舎ってことでしょうかね。。。。。orz ううっ


      

COMMENT

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こんにちは
kimmys | URL | 2008-10-01-Wed 13:24 [EDIT]
大きな本屋さんでは、たいていの本が揃う代わりに
そういうことがあるんですね。ちょっと寂しいですね。
やっぱり本屋さんには、本のエキスパートでいて欲しいですよね。

「優駿」を手にして下さったんですね。ありがとうございます^^。
気にいって下さったら、嬉しいな~。
コメントありがとう!!
kimmysさん、こんにちは。 | URL | 2008-10-01-Wed 16:38 [EDIT]
やはり、わたしの町は田舎なので、
本が揃っていないのかもしれません。(汗
でも、働くものとして最低限の知識は持っていてもらいたいですね。
記事には載せませんでしたが、
エッセーを探し当てるまで、わたしを含めて3人がかりで探しました。
他の店員さんも、何処にあるか把握していませんでした。
kimmysさんの町の本屋さんは、
小さい頃と変わってしまいましたか?

時間ができたら、ゆっくりと読みたいと思います。
でも、「優駿」は上・下巻だったのですね、
喜んで上巻だけ持ってレジに向かってました。(笑
教えて下さって、ありがとうございました。^^
(あの約束は、もう少し待って下さいね。
kimmysさんのように文章力があればいいのですが、試行錯誤の毎日です。
この2、3日うちに載せればと思っています。)

jewel | URL | 2008-10-01-Wed 22:53 [EDIT]
こんばんは~
町の小さな本屋さん少なくなりましたね
あとレコード屋さんも
私も近頃はもっぱらネットで買ってしまうので
こんな人間が町のちいさな本屋さんを潰してしまうのかもしれませんね
多くの業種にいえることですが
大型化することで専門性は薄れ
人と人とのコミュニケーションも少なくなっていくのかもしれません
寂しいかぎりです
きゅうぞうさんの本棚スゴそうですね

コメントありがとう!!^^
jewelさん、こんにちは~♪ | URL | 2008-10-02-Thu 15:55 [EDIT]
大型化することも必要なことかもしれないけれど、
やはり、気配りや最小限の知識は持っていてもらいたいな。
昔は仕事のプロが、至る所におられたんだけど、
「廃れていく」って言葉、こんなところでも感じますね。

レコード屋さん、懐かしい~。
今もあることはあるけれど、流れる雰囲気が違う。
しかも、今はレコードじゃなくてCDだもの、
あの頃は、レコードが傷つかないように大事に扱っていました。
あっ、ごめんなさい、年代が違うわよね。(汗

本の量と、知識は比例しない事が、
今更ながら気づいた“ボケ”きゅうぞうです。
読んだ先から忘れていきます。(笑

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